取材旅と束の間の里帰り

「フリーダム・ノベンバー」と呼んでいる11月も今日で終わりです。毎年この時期は、当方が非常勤講師を勤める富良野高校の期末テストの期間で1週間授業がないんですよね。それで、前回の授業が終わった後、実質2週間空くわけで、去年同様今年もこの時期に三重県の実家に里帰りしてきました。5泊6日と去年よりは短かったのですが(去年は向こうで中古車を取得して、フェリーに乗って帰ってくるという理由で長くなりました)、久しぶりに親の顔も見られてよかったです。

 さて、その旅の一番の目的はというと、今年で3年目となった奈良県橿原市にある「今井町」を題材にした「今井町三十景」の取材でして。去年一昨年ですでに二十五景まで描き終えており、今年が取材最終年!張り切って行ってきました。時代劇の舞台としてよく使用される古い家屋が並ぶ今井町には重要文化財だらけ。登録されている重文家屋も、描き残しているのは残り2か所。もちろんしっかり取材してきました。そして、取材の後、この企画を始めるきっかけでもある、かつて当方が通っていたギター教室(この話はまたいずれあらためて)の先生の奥さまがなさっているカフェに足を運び、奥さまと先生と一年ぶりにゆっくり懇談してきました。3年前に展覧会もさせていただいた「イノンドカフェ」というこの素敵なカフェ。予定では、今回取材してきた素材でいよいよ今井町三十景を完成させ(たぶん三十五景くらいにはなりそうな)、来年展覧会!それどころか、もしかしたら先生ご夫妻が富良野にやってきて、ギターコンサートが開かれる⁉いやぁ、楽しみが増えました。ともあれ、これにて遠出は一段落。帰ってきた翌日の今日は結構雪が降り積もって、やっぱり家を離れるのもギリギリのタイミングでした。それに、5泊6日の長丁場ではじめてニャンコを留守番させて、それがちょっと心配だったのですが、戻ってきたら元気ににゃーにゃ―呼ぶ声が!無事でよかった。もちろんちゃんと色々備えていったのですが、やっぱり心配になるものですね。

 さぁこれからは冬シーズンに入ります。当方も宿業に精を出して国内外のお客様に富良野滞在を喜んでいただけるよう尽力しようと思っています。いやはやしかし、外はすっかり真っ白になりました。季節は必ず巡るものですね。