アスパラ戦線も中盤から終盤へ

 去年はGWあたりに異常に気温が高くなり、虫が大量発生してずいぶん食われてひどい状態だったことを思うと、多少の紆余曲折はあるものの、総じて順調と言っていい今年のアスパラ作業。明日で今取っている畑の一区画も終了し、だんだん収穫面積が小さくなります。収穫作業の負担が軽減されつつ、だんだんゴールへと近づいていきます。

 5月も変わらず絵は本職業として描いていましたが、正直辛かった。アスパラの最盛期の作業量は多く、その合間で描くというのがなかなか困難。まとまった時間も取れず、集中力も散漫と、仕事両立の課題が浮き彫りに。ただ、アスパラのピーク時は一枚の絵も描けないかも、という思いもあった中でちゃんと描けたのは十分よし。課題が出てくるのはいやではあるけどいいことで、それを一つずつ解決していくことがすべてを良くするはずなので、粘り強く取り組みます。

 作業しながらも、もはや来季に向けて「こうすればこうなるかなぁ」といった改善策が頭に浮かんできます。今の雑草だらけの畑ももっときれいにできると思うし、細いアスパラが出ている株も、太いものが出てくる株へと育てられるはず。そうしたことを考えるのが楽しい。農作業は、作物の味や量や見た目や、畑の状態など、わかりやすい面があるし、取り組みが結果に直接反映されることも多い。それがやりがいにつながる。体力のみならず、知力も大いに駆使し、身体全体で向き合う仕事。今日もまた、素晴らしい春の富良野の風景を眺めながら、充実した気持ちで畑仕事に励みます。