年の瀬を迎える中で

年の瀬も迫る中、ただひたすらに絵を描いています。「絵を描くノルマ」のようなものをその月ごとにある程度決めておいて、まずはそれをこなすことを目標に絵を描きます。今は特に「名所ふらの百景」と「今井町三十景」を両方合わせて月に9枚くらいが目標。また、今月は知り合いから「家を描いて」と頼まれて1枚描かせていただき、先日納品しました。描くものが尽きないのは絵描きとしてはとてもいいことで、でもなかなか自分の成長を実感できないのがもどかしい。「次はよりいいものを描くぞ!」というのが絵を描く原動力です。一日中玄関のドアを開けないこともしばしばですが、窓外は真っ白。時にはもっさりと雪が積もります。決してマメではありませんが、それなりに積もったら投雪機で「雪はね」をします。そんな暮らしをしながら、視線は2か月後。3月になればいよいよ農作業の新シーズン。こんな贅沢な時間を過ごせるのもあと2か月かぁと思うと気も急きますが、逸る気持ちを抑えてまずは向き合う1枚ずつ丁寧に。年の瀬を迎えると、いつも「今年も1年絵描きでいられてよかった」という思いに浸ります。絵を描き続けられることは決して当たり前ではなく、とても恵まれたこと。1年の終わりには、一層感謝の気持ちを噛みしめながら筆を握りたいと思います。