毎月のことではありますが、月の前半は農作業のバイト、後半は絵描き期間と区切って生活しており、9月も中旬ちょっと前から絵描き期間に入りました。絵描き期間とは言え、自分の畑の管理はノンストップですので、絵の時間(8時半もしくは9時~16時か17時、お昼休憩1時間)の前の朝5時半くらいから7時、絵描き仕事を終えた夕方16時から17時くらいから暗くなるまではだいたい毎日畑仕事をしています。1日の中でも絵と農の時間をうまく切り替えなくてはいけないのですが、これがなかなか難しくて。農業は新参者にてまだわからないことだらけ。そして、新しいこともどんどん増えていきます。幸いなことに、去年植えたワイン用ぶどうも定植2年目にして今年の出荷オッケーをいただき、おそらく24日が最初の収穫日、25日が初出荷日となります。新しいことって刺激的で楽しかったりするもので、たとえば朝からそういった農作業をしていると、絵の時間になっても全然絵の頭に切り替わらない。また、今年は特に農作業用の機械をいくつか手に入れたもので、それらの使い方やメンテナンスのことでつい頭が占められてしまって(機械に対してはまったくダメで、よく壊すし、自分で直すなんてもってのほかなんですが)。そんなこんなで集中することに苦労しながら絵に取り組む日々です。
夏に中古で買った畔草刈り機、チェーンソー、先日買った動噴(かなり小型のもの)など、手に入れたはいいけど、要領がわからないから使いこなすまで大変。でも、時にはそれがつい絵より楽しくなったりもして。困ったものです。自分がこんなにも農業に楽しさを感じるとは。
チェーンソー振り回して、斧で薪割りをしていると、決まって我に返ります。「あぁ遠いところにやってきたんだなぁ」。そんなことを思いつつ、「気づけばすっかりこの生活にも慣れたもんだなぁ」なんて。あの頃の自分が想像もしなかった未来に今こうして生きているのを不思議にも思いつつ、富良野という町との素晴らしい縁に感謝したくなる今日この頃です