2001年に富良野に農作業ヘルパーとして訪れ、2011年から今の家(元は農家さんが暮らしていた)に暮らすようになりました。この家、昭和49年築。自分が昭和50年生まれなのでほぼ同い年。自分を家だと思うとこんな感じなんだなぁと思いながら、昭和のテイストに愛着を抱いています。しかし、直さなければならないところは毎年出てきて、暮らし始めてからこれまでどれだけ修繕してきたか。そして、それはまだまだ続きます。今回は「水落とし」の交換。建築当初に設置されたものがいよいよ経年劣化で漏水を起こしたよう。これ、全部業者さんにお願いすると結構な費用がかかってしまうので、出来るところは自力でやる。床板を剥いで、掘る!節約のためには、「身体を使う」&「根性」。業者さんの監修のもと、自分の背丈くらいまで地中を掘る。水落としというのは厳寒地ならではの設備で、室内を通る水道管内の水が氷点下で凍結しないようにレバーを引くとすべての水が地下に落ちるという水抜栓。こういう作業をする中で、またあらためて富良野に暮らすということを体感すします。最後は業者さんのお力を借りて無事交換完了。トラブルが起こると自分を知り、人生を知ります。大げさですがね。家を直しながら、自分自身ももはや50歳目前で、日々身体のメンテナンスとリペア(人間のパーツのリペアは難しいですが)に努めなければならないと、思いを新たにしたのでした。