昨日(3/12)をもちまして、本年度の富良野高校の美術科でイマイが担当する2,3年次のすべての授業が終了しました。今年で7年目となった非常勤講師業もそれなりに板について、大きな問題もなくゴールまでたどり着きました。とは言え生徒たちは毎年入れ替わり、思春期の気持ちは日々揺れ動いていて、当方も同様に1日として同じ授業はありません。それは面白いものですし、緊張感もあり、学びに満ちています。コロナ禍も今では落ち着いて、あの模索だらけの生活から脱却したようにも感じます。マスクをするしないはそれぞれの自由ですが、気が付けばマスクを着ける生徒の方がずいぶん少なくなりました。3年生に関しましては、彼らの未来に美術が何かの力になったらいいなとの思いを込めて次のステージへと送り出しました。学校の美術の授業が果たして未来の彼らのどんな役に立つのか、もしくはまったく役にも立たないのかはわかりませんが、美術に携わる者の一人として、「何か」であってほしいと願うばかりです。当方は今年から引き継ぎを始め、おそらく来年度をもって退任する予定です。もう1年、生徒と共に「美術とは何か」を考えながら楽しく学びたいと思っています。