アスパラ収穫までのカウントダウンと札幌での祝賀会

 雪で真っ白だった景色も遥か昔のことだったように、春が訪れた富良野では、もう農業も本番になりました。ハウスもののアスパラはとっくに収穫が始まっていて、今ごろがピーク。当方は露地のみなので、いつも通りでいけば出荷は5月10日前後、富良野の桜が散る頃から本番がスタートといった感じでしょうか。ぽつぽつと、気の早い連中が土から顔を出してきて、ほんの小さなビニールハウスに植えてあるアスパラはもうにょきにょき伸びています。全国的にも不作だったと言われた去年のようなことがないよう、色々対策を取って準備をしていますが、果たして今年のアスパラはいかに⁉

 さて、一昨日札幌に行ってきました。毎年発表される出版梓会の出版文化賞と新聞社学芸文化賞をダブル受賞した、札幌の亜璃西社と寿郎社(当方が数冊の本を出版している)の合同祝賀会にお招きいただいたもので。それはそれは、笑いあり涙ありの素晴らしい会でした。出版不況と言われて久しい昨今ですが、出版業というのはとても難しく、お金も労力もかかる。経営者たちは苦難の道のりを歩んでいるといって相違ないのですが、それを亜璃西社で30数年、寿郎社が20数年と、それだけ続けてきたわけです。振り返れば涙なしでは語れないでしょう。そんな苦節の物語を聞き、あらためてその場に列席させていただける光栄を噛みしめたのでした。

 ひとまずこれが収穫前の最後の大きなイベント、これからは本腰入れて農作業に励みます。作物の成長する勢いに負けないよう、とにかく食らいついていこうと思います。どうせ夏前には追い付けなくなって匙を投げちゃうことになるんですがね。

 頑張るぞ!