イマイ カツミ (画家)
KATSUMI IMAI
1975年、大阪府豊中市生まれ。成蹊大学文学部日本文学科卒。
現在、北海道富良野市在住。
1995年
大学在学中の2年次、初めての海外となる中国・北京市の北京大学へ短期留学を機に海外への興味が増す。
1996年
友人とベトナム旅行。同年、ネパールへ約1か月絵を描きに行く。
1998年
フランスへ絵描き旅行。同年、成蹊大学卒業。角川書店に入社。「週刊ザテレビジョン編集部」で勤務。ポルトガルへ絵描き旅行。
1999年
入社1年2か月、「絵描きになります」と言って退社。
2001年
北海道富良野市へ。JAふらの農作業ヘルパーとして勤務。
2003年
ユーラシア大陸一周スケッチ旅行。10か月間旅した22か国の町々のスケッチを約200枚描いて帰国。
2006年
通算3度目のポルトガルへ、約1か月絵を描きに行く。同年、初の個展「ポルトガル展」(富良野市立図書館)開催。
2007年
中東のイエメンへ1か月の絵描き旅行。同年「イエメン展」(富良野市立図書館)。財政再建団体となった北海道夕張市へ通い、風景を描き始める。
2008年
中東のイスラエルへ1か月の絵描き旅行。同年、夕張市を描いた絵で4都市巡回展覧会「谷間のゆり 夕張展」を開催(夕張市美術館、NHK札幌放送局ギャラリー、NHK旭川放送局ギャラリー、富良野市立図書館)。札幌の寿郎社より処女画文集『谷間のゆり 夕張』を刊行。
2009年
地元富良野の風景を描いた画文集『大地のうた 富良野』(寿郎社)を刊行。「大地のうた 富良野展」開催(ジュンク堂書店札幌店ギャラリー)。同年、キューバへ1か月の絵描き旅行。「革命の島の現在 キューバ展」開催(富良野市立図書館、ジュンク堂書店札幌店ギャラリー)。
2010年
北海道のJR駅を描く企画をスタート。朝日新聞北海道版夕刊で週に1本の連載「駅舎 旅スケッチ」開始 (~2013年)。
2011年
『北海道の駅舎(上)』(寿郎社)刊行。同年に富良野市の姉妹都市であるオーストリアのシュラートミンクへ姉妹都市締結35周年記念として取材と絵描き旅行(のちに北海道新聞ふらの版で短期連載)。「シュラートミンクとオーストリア展」(富良野市立図書館)。
2012年
『北海道の駅舎(下)』(寿郎社)を刊行。同年、「ふるさとの入口―北海道の駅舎から見えるもの展」をJR札幌駅ビル内プラニスホールで開催。
2013年
北海道新聞全道版夕刊にて「イマイカツミ 海道をゆく」を月に1本の見開き面で連載開始(~2015年)。1本目の取材でサハリン(ロシア)へ取材・絵描き旅行。最後の記事の取材で東北被災地を訪問、取材・絵描き。同年、四国八十八カ所の寺をすべて描きながら歩く「絵描きお遍路」を開始(2度に分けて2014年に完遂)。
2014年
長野県軽井沢町からの依頼で100年後の軽井沢構想「軽井沢グランドデザイン」を具現化する絵画の制作を担当。軽井沢に滞在し、制作。
2015年
北海道新聞ふらの版にて月1本の連載「僕の見ている富良野」開始(~2016年)。
2016年
『大人が楽しむはじめての塗り絵 北海道の旅』(いかだ社)刊行。廃材と自然エネルギーを利用した小屋作りを開始。北海道新聞ふらの版にて月1連載「富良野農業歳時記」開始(~2017年)。同年、東京銀座の東急ハンズ銀座店にて、富良野在住の陶芸家、万華鏡作家とともに合同展開催。
2017年
北海道新聞夕刊にて月1本の連載「絵描きお遍路さん」開始(~2019年)。同年、北海道立富良野高等学校美術科非常勤講師として着任。
2018年
『廃材もらって小屋でもつくるか』(寿郎社)刊行。
2019年
『難行苦行の絵描き遍路をやってみた―八十八カ所を歩いて描く』(寿郎社)刊行。同年、北海道新聞全道版夕刊にて月に1本の連載で「世界放浪絵描き旅」開始(~2020年)。石川県、奈良県で絵画展開催。
2020年
朝日新聞北海道版にて「名所さっぽろ百景」を週に1本で連載(~2020年)。
2021年
『大人が楽しむはじめての塗り絵 北海道の旅PART2』(いかだ社)刊行。
他、小規模の展覧会多数。
【著書】
・イマイカツミ探訪画集①『谷間のゆり 夕張』(2008年 寿郎社)
・イマイカツミ探訪画集②『大地のうた 富良野』(2009年 寿郎社)
・イマイカツミ探訪画集③『北海道の駅舎 上巻』(2011年 寿郎社)
・イマイカツミ探訪画集④『北海道の駅舎 下巻』(2012年 寿郎社)
・大人が楽しむはじめての塗り絵『北海道の旅』(2016年 いかだ社)
・『廃材もらって小屋でもつくるか 電力は太陽と風から』イマイカツミ・川邉もへじ・家次敬介著(2018年 寿郎社)
・『難行苦行の〈絵描き遍路〉をやってみた 』四国八十八カ所を歩いて描く(2019年 寿郎社)
・大人が楽しむはじめての塗り絵『北海道の旅 PART2』(2021年 いかだ社)